勝負砂古墳第5次調査 概要報告

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U 調査の成果

 後円部北トレンチ
 
本調査区は2001年度の調査で確認された、周溝と考えられる溝状遺構の形状、および墳形の確認を目的として、11ライン沿いに幅1mでAUラインから北へ5mで設定した。調査中に、周溝の幅を確認するために北に5m、同時に周溝がどのように墳丘を巡るのかを詳しく検討するため50p幅でASラインから南に2m、それぞれ拡張を行った。
 調査の結果、2次調査第3トレンチと同様の溝状遺構を検出している。この溝状遺構が現在後円部と考えている部分に沿う形で墳丘を巡る可能性が高いことが確認された。また、周溝幅が約6.5m、最も深い部分で深さが約0.8mであることを確認した。周溝の形状については墳形確認も含め、今後も調査を行っていく予定である。                                         (山梨)

 









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